今回取り上げるのは、「必ず結果が出るブログ運営テクニック100」および「プロ・ブロガーの必ず結果が出るアクセスアップテクニック100」という本である。
なぜ今ブログ運営の参考本を読むのかというと、このブログ「真予定調和共和国」とは別に、速報性・共時性のある日記ブログ「予定調和共和国」を立ち上げたからである。
そこで、運営の参考にしたいと思い適当な本を読んでみたいと思い、以前から「積ん読」になって手許にあったこれらの本を読んでみることにしたのである。
その感想はこのブログ「真予定調和共和国」にアップするとともに「予定調和共和国」にもアップするが、その切り分けや使い分けがどうなっているのかを明確化するために、「予定調和共和国」とは異なる「真予定調和共和国」のスタイルや存在意義について説明させていただきたい。
結論を言ってしまうと、この「真~」は、読書感想ブログという形式を取ってはいるが、根本的には、自分のベース・核となる思考、大げさに言えば思想や、意見を形にして残しておきたいと思い書き残したものだ。そういう意味では、速報性のあるブログというより、固定した内容を持つ「本」を書いたという感覚に近い。
その意味で、本来は内容的には、あまりブログという形式にふさわしいコンテンツではない。本来、固定ホームページで展開するのが相応しいような内容なのだが、しかし、固定ホームページとするにも分量がこれだけでは寂しく、またページの体裁を整えるのも億劫だったので、ブログという形式に依ったものだ。
一方で、新しく開設したブログ「予定調和共和国」は、速報性や((読書感想なら)本を読んだ時点からの)共時性を重視した、「ブログ」と言って一般にイメージされるような切り口で書いてゆきたいと思っている。
この「真予定調和共和国」は、そういう、ストックされたコンテンツという性格を持つものなので、折に触れフローのブログである「予定調和共和国」からこの「真予定調和共和国」の各ページへとリンクを貼って紹介してゆくような使い方をしていきたいと考えている。
ただ、それのみだと「真~」独自の発展性もなく更新の目途も立たないので、今後は「真~」にも実用的な書籍のテンポラリな感想なども書いてゆきたい。だが、それも主に固定した「論」という切り口から書いてゆくつもりだ。
さて、そこで本の内容である。先日も「予定調和共和国」で述べた事だが、「必ず結果が出るブログ運営テクニック100」は、各種ツールを使った効率的なブログ執筆術やアフィリエイト、広告の使いこなしなどが中盤以降の主な内容となっている。
思うに、中級者以上の段階に差し掛かれば自ずと手が効率化ツールを求めるものだと思うので、その時に、ブログの効率的な運営を求めて、またこの本を読み返してみるのは良さそうではある。だが、今はまだ私は、手がブラウザの編集画面を物足りないと感じる段階に達していない。
また、アフィリエイトや広告が効果的に成立するほどのアクセス数も当面はない。
それゆえ、この本はどちらかというとブログ上級者向けだと思う。少なくともブログ入門者の私には当面あまり役には立たなかった。
一方、「プロ・ブロガーの必ず結果が出るアクセスアップテクニック100」の方は様子が異なる。冒頭から、ネタ探しの方法、書き方における基本や心構え、記事ごとの切り分け方やカテゴリの使い方、記事相互間のリンクの貼り方、埋め込むべきタグの紹介など、初級者にとっても目の前にある、ブログの具体的な記事それ自体に即した内容である。
実際、私はこの本を読んで、早速、「予定調和共和国」にポストした記事に大量の<strong>タグを埋め込んでみた。
そういう意味で初級者向け、というか、上級者が読んでも参考になるが初級者が読んでも参考になる内容で、この本は役に立った。
また、やや上級者向けの内容では、アクセス解析の仕方や、そのブログ運営へのフィードバックの方法等にも触れられており、初級者でも興味が持てる内容と思う。
同じ著者の連作としては前者が初回作であるが、どちらかというと、後者「プロ・ブロガーの必ず結果が出るアクセスアップテクニック100」がパートワンの方が、ふさわしような気がした。
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